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ペルシャ絨毯ギャベとは
ペルシャ絨毯 ギャベ(Gabbeh)とは、イラン南西部にあるファールス州の
ザクロス山脈周辺の高原の遊牧民(カシュガイ族、ロリ族など)によって
手織りされる毛足の長い絨毯のことを指します。
ギャベは遥か昔から遊牧民によって織り続けられています。
緻密な柄と草木から作り出す美しい色合いを持つペルシャ絨毯は
世界中から高級絨毯として愛され続けています。ペ
ルシャ絨毯のなかでも特にギャベは近年ヨーロッパや日本などを
中心に高い人気を博しています。
通常ペルシャ絨毯はランクによっても違いますが大抵1cm四方
に80〜100目位の結び目があり、とても繊細なデザインとなっています。
ところがギャベの場合は1cm四方に10目位とかなり荒く織って
あります。
そのためギャベはペルシャ語で「粗い(rough)」という意味であり、
普通の絨毯と比べざっくりと織っているのです。
ギャベの色とデザインは、ペルシャ絨毯の起源とも言われており大変
シンプルなのですが見方によってはまるで無垢な子供が描いたようにも見えます。
この斬新で芸術性の高さがギャベの人気の秘密であるようです。
ギャベは本来は遊牧民が山岳地帯や荒れ地を移動する際に、
テントの敷物や寝具、また家畜を保温する生活用品として使われていたものです。
毛足が長くふかふかに織られたギャベは、寒暖の差が激しい山岳
地帯や砂漠を旅する遊牧民にとってなくてはならない必需品だったのです。

